雪氷
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Print ISSN : 0373-1006
ヒマラヤ・チベット高原における近年の気候変化に関する研究動向
上野 健一
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2001 年 63 巻 2 号 p. 201-205

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抄録
ネパールヒマラヤ及びチベット高原における近年の気候変化の実態を解説し,ヒマラヤでの気象観測の現状を紹介した.Shrestha et al.(1999), Liu and Chen(2000)らの研究によれば,同地域の地上気温には明らかに昇温傾向がみとめられ,特に高所・寒侯期ほど顕著である.一方,降水量の長期傾向は明らかではなく,大きな年々変動が存在する.1990年代以降にヒマラヤにおける自動気象観測が多数実施されるようになり,山岳気象の年々変動の様相が明らかにされつつある.
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© 公益社団法人 日本雪氷学会
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