日本顎口腔機能学会雑誌
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共生ロボットによるヘルスケアシステム
寺田 信幸秋元 俊成
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2010 年 17 巻 2 号 p. 97-103

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抄録
我々は,高齢者にやさしい生活環境の構築を目指している.そのために,健康管理システムとしての機能を果たす共生ロボットを開発した.共生ロボットが生活空間である住宅とのインターフェースとしても機能するよう音声による住宅操作を実現した.共生ロボットは住宅を操作する音声から感情を抽出し,計測した情報を基に自分の色を変える.音声合成技術を利用してインタラクティブに話すこともできる.さらに,この共生ロボットに高齢者の健康を管理するための生体情報モニターシステムを搭載した.システムは低周波センサーを使用して呼吸数と心拍数を無侵襲に拘束の少ない状態で計測する.これらの情報は共生ロボットに送られ管理される.計測された心拍数と呼吸数は従来法による計測と良好な相関を示し,生理機能指標として十分使用できることを確認した.さらに,低周波の圧力センサーに接続されている耳栓を着用して得られる外耳道の圧力変化は,非常に特徴ある変化を示した.この外耳道内圧変動は頸静脈圧の変動または右心血行動態を反映している可能性が見出された.これらのデータは,心臓疾患の重要な生理的エビデンスを提供する.このモニターシステムは,非侵襲で右心機能を診断する装置として実用化できると考えている.
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© 2010 日本顎口腔機能学会
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