日本顎口腔機能学会雑誌
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特別講演
高齢者用食品の物性評価と超音波による咽頭部流速測定
谷米(長谷川) 温子
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2013 年 20 巻 1 号 p. 6-11

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抄録
嚥下障害者(patients with dysphagia)はしばしば誤嚥する(aspirate)ので,増粘剤やゲル化剤が嚥下困難者用介護食として用いられる.しかし,介護食として適した食品の特性を決定するためには,ヒト咽頭部(pharynx)における食塊(bolus)の流動性を定量的に把握することが重要である.超音波パルスドプラー法は,よく知られているVideofluorographyより人体に安全で,咽頭部における食塊の流速分布が得られる.流速スペクトルからは,食塊の最大流速Vmaxが計算できるが,嚥下障害者が誤嚥しやすい水のVmaxは,誤嚥しにくいといわれるヨーグルトの3倍程度あった.このことから,嚥下障害者にとっての誤嚥の危険性がVmaxの値から予想できると考えられる.
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© 2013 日本顎口腔機能学会
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