空気調和・衛生工学会 論文集
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水素貯蔵合金を用いた圧縮式ヒートポンプ実証機の性能に関する研究
米田 昌司伊藤 幸彦渡辺 恭吾
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1989 年 14 巻 39 号 p. 59-67

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抄録
本報告は,水素貯蔵合金を用いた圧縮式ヒートポンプ大型実証機の昇温サイクルにおける諸特性をまとめたものである.これは,水素を圧縮機により粉末状の水素貯蔵合金に強制的に吸収させ,その水素化反応の際の発熱量をシェルアンドチューブ型熱交換器により採熱する新しい種類のヒートポンプである.本研究においては,駆動熱源温度,水素移動量,サイクルタイムなどを変動させた場合の出力やCOPの挙動を明らかにするとともに,COPを最大にする最適運転方法など新しい知見を見いだしている.また,この種のヒートポンプのこれまでの最大級の出力である150000kcal/hをCOP=6の下で達成した.
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© 1989 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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