地球環境問題への関心が高まる中,自然冷媒利用技術の一つとしてアンモニア冷媒を使用した空気熱源・水熱源ヒートポンプユニットを開発した。アンモニア冷媒は法規上可燃性・毒性ガスに指定されていることから,今後の普及促進のためには信頼性・安全性について検証を行う必要がある。本研究においては,開発したこれらの機器について設置当初における性能検証と運転・維持保全の合理化を念頭においたオーバーホール前後における経年性能評価と機能回復度合を分析し,フロン系冷媒機器と遜色ない性能を確認したため,その結果について報告する。