空気調和・衛生工学会 論文集
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一次元半無限体モデルを用いた道路舗装の表面温度推定手法と推定精度
西岡 真稔北島 洋平鍋島 美奈子中尾 正喜
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2012 年 37 巻 183 号 p. 19-25

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抄録

半無限体の熱伝導解析式を基礎式とし,重み関数法を用いて舗装体表面温度の推定と,これに必要な物性値の同定を行った。それにより次の知見が得られた。1)多層構造を持つ舗装体を単純な半無限体と仮定したが,舗装表面温度の推定値はRMSEが0.9Kであり,精度良く推定ができることを示した。舗装表面温度の成立に対して,表層付近より深い部分の熱物性は重要でないことが改めて確認された。2)舗装温度推定法を応用して,モデルの励振値である全天日射量の逆推定を試みた結果,日射量推定値のRMSEは40W/m^2であり,近傍の気象官署の測定値で代用する場合より精度の高い推定値が得られた。

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© 2012 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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