新日本空調(株)
北海道大学
東北大学
国立感染症研究所
2021 年 46 巻 286 号 p. 55-58
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呼吸器感染症や消化管感染症の原因として、コロナウイルス、インフルエンザウイルスやノロウイルスなどがある。ウイルスは自己増殖できない微小なタンパク質粒子であるが、遺伝物質(DNA やRNA)を持ちヒトに感染した場合には悪影響を及ぼす可能性がある。ウイルスはサイズが30~300nm と小さく、呼吸器の奥深く肺胞に到達する。一方、感染後の重篤化にはウイルス以外の細菌などの影響もあるとされる。本報ではウイルスの特徴、影響する感染経路、湿度、トイレ廻りの気流の視点でまとめた。
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