主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
電化厨房では,ガス厨房に比べると調理時に燃焼物質がなく発熱が小さいことから,それらを制御するために必要となる換気量を低減でき,それによって換気・空調 用の消費電力を減らせる可能性があると考えられている.本報告では,電化厨房を持つ実食堂一ヶ所にて換気量の低減試験を行い,換気量低減による結露の増加等について,問題点の有無を明らかにすると共に,同厨房を対象に,換気量低減による年間の換気・空調用エネルギーの削減効果をシミュレーションによって明らかにする.