主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
関西圏内でフィットネスクラブは約400軒あり,屋内温水プール,大型浴槽,シャワー室を完備した施設は,多くの給湯エネルギーを使用している。一方,これらの熱負荷を詳細に実測分析した例は少なく,店舗によっては給湯の省エネが進んでいない状況であった。そこで本研究では,従来のガス給湯器に加えて,省エネが期待できる循環加温ヒートポンプを組み合わせたハイブリッド給湯システムを実際の営業店舗に設置して,システム各部の温度や流量等を計測し,HPが有効に動作するようにシステムの運用方法を検討した結果を報告する。