小学校教室内化学物質濃度の測定に基づく換気設備の効率的な運用方法の検討　（第二報）測定の評価および日本と海外の規制に関する実態の比較

抄録

化学物質による室内空気汚染は平成2年半ばから社会問題となっており、小学校においても未規制物質によるシックスクール問題が報告されている。本研究では、築後数年を経た小学校における室内化学物質濃度の実態を測定により把握をし、規制物質濃度について指針値で評価をするとともに、未規制物質濃度についても海外で参照されている毒性指標のLCIを用いて比較を行い、今後の日本における化学物質規制のあり方について検討する。