空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
Online ISSN : 2424-2179
Print ISSN : 1880-3806
ISSN-L : 1880-3806
令和4年度大会(神戸)学術講演論文集 第7巻 空気質 編
セッションID: E-25
会議情報

木材表面へのアルコールの塗布・噴霧がVOC放散量および知覚空気質に与える影響 (第1報)アルコールの1回塗布によるチャンバー実験結果
*赤松 奈美池内 宏維稲坂 まりな菅野 颯馬金 炫兌田辺 新一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究では、室内の木材表面へのアルコールの塗布・噴霧が揮発性有機化合物の放散量と知覚空気質へ与える影響を明らかにすることを目的とする。本報では木材表面へアルコールを1回塗布した供試材を用いたチャンバー実験において化学物質分析と被験者による臭気評価を行った。無塗装無垢材の木材の内装や家具の表面に130mL/m2のEthanolを塗布し室内で清拭をした場合、室内空気質が悪化し、臭気評価が低下した。また、Acetaldehyde気中濃度は、室内濃度指針値を超過し検出された。

著者関連情報
© 2022 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top