空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
Online ISSN : 2424-2179
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令和4年度大会(神戸)学術講演論文集 第7巻 空気質 編
セッションID: E-26
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木材へのアルコールの塗布・噴霧がVOC放散量および知覚空気質に与える影響 (第2報)アルコールの繰り返し噴霧によるチャンバー実験結果
*池内 宏維赤松 奈美稲坂 まりな菅野 颯馬金 炫兌田辺 新一
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抄録

本研究の目的は、スギへのアルコールの繰り返し噴霧が室内空気質に与える影響を把握することである。実験条件はアルコール噴霧の有 無により構成し、化学物質濃度分析および臭気評価実験を行った。その結果、アルコール噴霧の回数に因らずAcetaldehydeの放散量は約 9000μg/m3まで増大し、室内濃度指針値を超過した。一方で、臭気評価結果より木質由来の臭気が混在することにより、Acetaldehydeの 室内濃度が高い場合においても空気質の悪化をヒトが知覚できない状況がある可能性が示唆された。

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© 2022 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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