オフィスワーカーのストレスを軽減するテナントオフィスビルの設備制御　（第1報）プロジェクト概要と導入設備技術

抄録

我が国では、2050年のカーボンニュートラルに向け、2021年の第6次エネルギー基本計画で、「2030年以降の新築はすべてZEB水準とする」方針が発表された。急速にZEB化が進む中、“省エネ＝我慢”という従来の意識が見直され、設計を行う上で知的生産性やウェルネスとの共存が必須となっており、国内外の認証も普及してきている。本連報では、都内に建設したテナントオフィスビルにおいて、ワーカーのストレスを軽減する設備制御とワーカーのアンケート調査の取組みについて報告する。