在宅ワーク環境が睡眠と知的生産性に与える影響に関する研究　（第１報）換気と睡眠状態について

抄録

　本研究の目的は、睡眠環境と作業環境におけるさまざまな換気レベルが知的生産性に及ぼす影響の調査です。知的生産性実験と睡眠実験を、換気レベルの異なる２条件により実施した。 実験は、大学の研究室で15人の成人男女によって行った。その結果、異なる換気レベルが知的生産性に及ぼす影響は確認できなかった。しかし重回帰分析の結果により、深い睡眠はタイピングのエラーを大幅に減少させることが示唆された。