空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
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令和5年度大会(福井)学術講演論文集 第8巻 性能検証・実態調査 編
セッションID: H-54
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在宅ワーク環境が睡眠と知的生産性に与える影響に関する研究 (第2報)木質内装および木材精油が形成する空気質について
*野口 七虹鍵 直樹海塩 渉陸 茉莉花折戸 真理古橋 拓也
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抄録

在宅ワーク環境が睡眠と知的生産性に及ぼす影響を調べるため、住宅を模した内装の異なる2つの実験室で睡眠・作業を行う被験者実験を実施した。その結果、内田クレペリン検査や椅座タイピング、立位タイピングには木質内装とテルペンが有効である可能性が示唆された。一方で、木質内装を非常に好む群では、数独の成績がγ-Muurolene濃度と負の相関を示した。以上より、作業の特性や木質内装の選好性によって木質内装・テルペンの効果が異なることが確認された。

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© 2023 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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