抄録
わが国での利用度が高いEdinburghきき手検査と八田・中塚きき手検査の比較検討を行った。207名の大学生に両方の検査項目が裏表に印刷された用紙を手渡し、それぞれに記入を求めた。その際に他方の検査項目への記入結果を参照することを禁じた。その結果、両検査のきき手指数の相関係数はr=.957であった。したがって、両検査結果でのきき手評価結果は極めて類似していることが明らかとなった。しかしながら、Edinburghきき手検査では両手ききのカテゴリーを想定していないために、左きき、右きき、両手ききなどのカテゴリー分類をすると両検査での結果は必ずしも類似しておらず、きき手検査の選択は研究目的に応じて考慮する必要があることが明らかとなった。