色材協会誌
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解説
生分解性プラスチックの高性能化と将来展望
岩田 忠久
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ジャーナル 認証あり

2021 年 94 巻 6 号 p. 164-168

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抄録

現在,プラスチックゴミによる環境汚染が解決すべき地球規模の課題として取り上げられている。環境中の微生物により二酸化炭素と水にまで完全に分解される生分解性プラスチックは解決先の一つとして考えられているが,高強度・高耐熱性化,生分解開始機能の付与など,さらなる高性能化・高機能化が不可欠である。本稿では,生分解性プラスチックの真の実用化を目指して,当研究室で行っている基礎研究成果の一部を紹介する。

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© 2021 一般社団法人 色材協会
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