心臓
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[症例]
ステント留置後遠隔期にneoatherosclerosisを2枝に認めた不安定狭心症の1例
大久保 祐希藤永 裕之飯間 努横山 靖浩寺田 菜穂岡田 歩芳川 敬功奥村 宇信蔭山 徳人原田 顕治山本 浩史
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キーワード: neoatheroscrelosis, ISR, OCT
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2016 年 48 巻 2 号 p. 188-194

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抄録

 70歳代男性. 200X年12月に冠動脈の3枝閉塞による心肺停止に対して他院でPCI治療を行った. 急性期に左前下行枝#7の99%に金属ステントを挿入し, 右冠動脈#1のCTOに対しても退院時に金属ステントの治療を行った. 5年後の1月に急性左心不全にて当科で入院加療. 退院前の冠動脈造影でステント再狭窄は認めず, 近医にて加療継続となる. その後, 自覚症状はなかったが, その5年後の3月に労作時胸痛が再度出現したため当科に再度紹介となった. CAGでは, 左前下行枝#7のステント部に90%, 右冠動脈#1のステント部に99%の再狭窄を認めた. まず右冠動脈の再狭窄に対してバルーン拡張術を行い, さらに左前下行枝の再狭窄に対しても同様の治療を行い良好な拡張を得た. IVUSおよびOCTの所見からneoatherosclerosisが考えられた.

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© 2016 公益財団法人 日本心臓財団
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