東北大学医学部胸部外科
1978 年 10 巻 5 号 p. 543-547
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大血管転位症1群の症例で,Mustard手術後7ヵ月目に洞房ブロックに始まる種々の上室性不整脈を呈し,6年後突然死した症例を経験したので報告する.心電図の経時的変化の検討から洞結節機能不全に基づく不整脈と考えられた.さらに洞結節の組織学的検索からそれを強く支持する所見が得られた.遠隔期に不整脈死する問題は重大であり,症例の長期にわたる注意深い観察が必要である.
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