臨床 乳児期 - 年長小児期に診断した肥大性閉塞性心筋症(HOCM)の臨床(14例)

宮沢 要一朗; 長井 靖夫; 森 克彦; 安藤 正彦; 門間 和夫; 三森 重和; 高尾 篤良

doi:10.11281/shinzo1969.11.4_399

臨床乳児期 - 年長小児期に診断した肥大性閉塞性心筋症(HOCM)の臨床(14例)

宮沢要一朗, 長井靖夫, 森克彦, 安藤正彦, 門間和夫, 三森重和, 高尾篤良

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キーワード: 肥大性閉塞性心筋症(HOCM), 非対称性肥大(ASH), 拡張終期圧, 遺伝要因

ジャーナルフリー

1979 年 11 巻 4 号 p. 399-415

DOI https://doi.org/10.11281/shinzo1969.11.4_399

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抄録

乳児期より年長小児期にわたり診断したHOCM 14例の臨床観察を行った.家族内発症は8例57%にみられた.心電図所見では深いQ波,ST-Tの陰性変化,V2またはV3におけるR+S>6mVが特微的であり,ベクトル心電図では水平面QRSループが右方に存在するものに死亡例や右室または左室拡張終期圧の高い例が多かったUCGは本症診断に非常に有用であった.3例は経過中死亡し,病理標本にて心室中隔の肥厚および左室乳頭筋異常が著明であった.

責任著者(Corresponding author)

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