心臓
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臨床 大動脈縮窄症の臨床
心奇形合併の有無と血行動態について
門間 和夫高尾 篤良安藤 正彦中沢 誠相羽 純金谷 真弓木藤 信之柴田 利満清水 隆竹内 東光上原 豊奈良井 栄山本 正治楠本 雅子今井 康晴
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1981 年 13 巻 6 号 p. 703-712

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抄録
1966~80年に入院・検索を受けた各種の先天性大動脈縮窄症154例について.合併心奇形・血行動態・手術成績を報告した.重篤な心内奇形を合併しない54例の血行動態は上肢血圧と上行大動脈内圧の著しい上昇と下肢血圧・下行大動脈内圧の脈圧減少を示し,肺動脈収縮期圧は55mmHg以下で,手術成績は良好であった.重篤な心内奇形を合併する100例の合併心奇形はVSD 71例,各種の大血管転位17例,その他で,高度の肺高血圧と心不全を合併し,上行大動脈圧上昇は軽度で,手術成績は生後6カ月末満の乳児でやや不良であった.VSD+COA+PHは生後2-3カ月で肺血管抵抗低下に伴う大量の左-右短絡と心不全を生じるが.その後は急速に肺血管閉塞病変が進行し,早期Eisenmenger化が認められた.
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