症例 先天性心室瘤の1例

伊賀 幹二; 玄 博充; 玉村 年健; 松村 忠史; 友永 轟; 堀健 次郎; 上田 裕一; 三木 成仁

doi:10.11281/shinzo1969.21.1_39

症例先天性心室瘤の1例

伊賀幹二, 玄博充, 玉村年健, 松村忠史, 友永轟, 堀健次郎, 上田裕一, 三木成仁

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キーワード: 先天性心室瘤, trabeculation, 心室憩室

ジャーナルフリー

1989 年 21 巻 1 号 p. 39-43

DOI https://doi.org/10.11281/shinzo1969.21.1_39

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抄録

心室瘤の原因は虚血性心疾患,川崎病,冠動脈起始異常によるもの,外傷後,心筋炎後,および先天性が考えられる.今回我々は塞栓症による脳血管障害で発症した33歳の男性の先天性心室瘤と考えられた1例を経験したので報告する.心室瘤の内部には異常なtrabeculationがあり,先天性心室瘤の特徴と考えた.心室瘤が大きければ血栓塞栓症の予防のために手術の適応があると考えられる.

責任著者(Corresponding author)

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