大阪府立急性期・総合医療センター心臓内科
2006 年 38 巻 Supplement1 号 p. 28-32
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1980年代前後に加算平均心電図で記録された心室遅延電位が陳旧性心筋梗塞後の心室頻拍との関連で注目されていたが,1990年前後になり加算平均心電図が心房波に応用されるようになった.これまでにP波加算平均心電図は発作性心房細動の検出・発症予測,慢性化予測,抗不整脈薬の心房細動発作予防効果予測,心房細動除細動後の再発予測,洞機能不全症候群の検出などに有用であることが知られている.今回このP波加算平均心電図の臨床的意義について自検例を中心に概説したい.
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