症例 冠状動脈形成不全症 僧帽弁尖異常膨隆症候群を伴った例の症例報告と文献的考察

渋谷 雄也; 杉井 重雄; 木住 野皓; 山崎 泰雄; 菅原 古人; 鈴木 正明

doi:10.11281/shinzo1969.7.3_382

症例冠状動脈形成不全症僧帽弁尖異常膨隆症候群を伴った例の症例報告と文献的考察

渋谷雄也, 杉井重雄, 木住野皓, 山崎泰雄, 菅原古人, 鈴木正明

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キーワード: 冠状動脈形成不全症, 僧帽弁尖異常膨隆症候群, 心尖部収縮中期クリックおよび収縮後期雑音, 選択的冠状動脈造影

ジャーナルフリー

1975 年 7 巻 3 号 p. 382-389

DOI https://doi.org/10.11281/shinzo1969.7.3_382

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抄録

症例は32歳の男子である.主訴は,胸痛,動悸,呼吸困難であるが,主要所見として理学的に心尖部より胸骨左下緑に沿い,収縮中期クリックを伴う第1度の収縮後期雑音を認め,心電図上,I,_aV_LでT逆転,V₃-₆でST低下を認めた.選択的冠状動脈造影,左室造影で検索し,僧帽弁尖異常膨隆症候群を伴う右冠状動脈形成不全を証明し得たので,若干の文献的考察とともに報告する.

責任著者(Corresponding author)

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