食品衛生学雑誌
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調査・資料
市販既存添加物カンゾウ抽出物の品質上の特性
飯田 憲司植松 洋子鈴木 公美安野 哲子平田 恵子伊藤 弘一
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2007 年 48 巻 4 号 p. 112-117

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抄録

市販カンゾウ抽出物(既存添加物,甘味料)8製品の品質上の特性について調査した.pHは4.1∼6.8,強熱残分は0.3∼12.4%,主成分であるグリチルリチン酸含有量は10.9∼77.4%, Naは0.1∼1.2%, Kは0.3∼5.0%, アンモニア性窒素は0.03∼2.5%と広範な分布を示し,カンゾウ抽出物としてさまざまな品質上の特性を有する製品が流通していることが判明した.製造法が品質上の特性に影響を与えていると推測された.

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© 2007 公益社団法人 日本食品衛生学会
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