食品衛生学雑誌
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LC-MS/MSによる畜産食品中の動物用医薬品の迅速一斉分析法の開発と妥当性評価
中島 崇行永野 智恵子笹本 剛生林 洋神田 真軌金井 節子竹葉 和江松島 陽子高野 伊知郎
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2012 年 53 巻 5 号 p. 243-253

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抄録
畜産食品中の動物用医薬品43剤の迅速な一斉分析法を開発し,その妥当性評価を行った.試料5.0 gに対し,1%ギ酸含有アセトニトリルもしくはアセトニトリル15 mLで抽出し,硫酸マグネシウム,クエン酸三ナトリウム,塩化ナトリウムで脱水,塩析した後,20 mLに定容,LC-MS/MSで測定した.4種類の畜産食品試料(牛筋肉,豚筋肉,鶏筋肉,鶏卵)について,2濃度,2併行5日間での添加回収実験を行った結果,農薬等に関する試験法の妥当性評価ガイドラインで定める目標値に適合した薬剤は,牛筋肉および豚筋肉で40剤,鶏筋肉で39剤,鶏卵で37剤であった.また,本試験法における各薬剤の定量限界は,すべての試料でMRL以下であった.
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© 2012 公益社団法人 日本食品衛生学会
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