食品衛生学雑誌
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フルオレスカミン誘導体化HPLC法による食品中の不揮発性アミン類分析法
久保田 晶子藤井 良昭 加賀 岳朗西村 一彦上野 健一
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2019 年 60 巻 3 号 p. 61-67

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抄録

食品中の不揮発性アミン類分析法として,試料からヒスタミン,チラミン,プトレシンおよびカダベリンを5%トリクロロ酢酸溶液で抽出し,強陽イオン交換カラムInertSep MC-1を用いて精製した後,フルオレスカミンで誘導体化し,HPLC-FLで定量,LC-MS/MSで確認する方法を検討した.検討した分析法を用いて,生鮮魚介類,魚介加工品および発酵食品計11食品に不揮発性アミン類を100 mg/kgで添加し,添加回収試験を行った結果,真度81~100%,併行精度0.4~3.1%の良好な結果が得られた.これらの結果から,本法は食品中の不揮発性アミン類分析法として有用と考えられた.

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© 2019 公益社団法人 日本食品衛生学会
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