食品衛生学雑誌
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妥当性評価
三層分離抽出を利用したレモン中の6種類防かび剤迅速一斉分析法の検討
大門 拓実 髙橋 邦彦
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2022 年 63 巻 1 号 p. 47-50

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抄録

著者らは迅速性,簡便性,汎用性を勘案し,アセトンを用いて抽出後,n-ヘキサンによる脱脂精製,分析種のアセトニトリルへの分配,塩析効果による精製を同時に行うことが可能となる三層分離抽出の原理を応用し,6種の防かび剤迅速分析法の検討を行った.本法は,固相カラムを用いた精製や溶媒の濃縮,転溶操作をせずに試験溶液を調製可能である.

妥当性確認の結果,対象とした6種全てにおいて農薬等の妥当性評価ガイドライン(厚生労働省通知)の目標値を満たしたことから,迅速的かつ効果的な防かび剤迅速一斉分析法として適用可能であることが考えられる.

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© 2022 公益社団法人 日本食品衛生学会
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