食品衛生学雑誌
Online ISSN : 1882-1006
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ポーラログラフ型酸素分析計による抗酸化能の検討
小沢 樹夫中村 好志平賀 久美子
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1972 年 13 巻 3 号 p. 208-211

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抄録

1. 各種化合物のprotective indexを求めた結果, BHA≧BHT>NDGA>クエルセチン>エトキシキン>PG>DL-α-トコフェロール>アミノレダクトン, 芳香族アミン, アミノ酸≧1であった.
2. 食品酸化防止剤はその効力発現には, 一定の濃度 (“有効濃度”) の添加が必要で, またそれ以上過剰に加えても効力はほとんど一定であった.
3. 没食子酸アルキルエステルはアルキル直鎖がC12で効力が最大であり, それより短かくても, 長くても効力は弱まる.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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