国立衛生試験所
1976 年 17 巻 2 号 p. 170-175_1
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食品中の油脂類および有機塩素系化合物とフタル酸エステル類との分離に焦点をおいて, 食用油中のフタル酸エステルの定量分析を検討した. その結果, アセトニトリル分配, 水添加, 少量の濃硫酸抽出, およびミニカラムクロマトグラフィーという4操作を中心とした新分析法を開発した. 回収率はDBPが90%, DHPが82%, DEHPが81%, BPBGが75%であり良好な結果を得た. 油脂の除去率は99.5%以上であり, 有機塩素剤は完全に除去された.
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