1976 年 17 巻 4 号 p. 295-301_1
LAS 10mg, 100mgおよび300mg/kg/dayの割合で妊娠マウス (ICR-SLC) に妊娠6日より10日間, 胃ゾンデにより強制経口投与し, 母体および胎仔に及ぼす影響を検討した. LAS投与各群に母体および生存胎仔の体重増加抑制がみられ, 300mg投与群に母体死亡, 早産, 全胎仔損失および高い胎仔死亡率がみられた. 口蓋裂, 外脳症の発生が対照群を含め各群にみられたが発生率に関して対照群とLAS投与各群の間に有意差は認められなかった.