豚血液に E. coli IFO3301, P. vulgaris IFO3045, B. subtilis IFO3037, Staph. aureus IU-23 を接種した場合, これらの菌は増殖し, 豚血液は腐敗した. 1%グリシン-3%塩化ナトリウムを含む普通ブイヨンにおいて, P. vulgaris は増殖したが, E. coli, B. subtilis, Ps. fluorescens IFO3081, Sal. typhimurium IU-31, Aerom. hydrophila IU-10, Staph. aureus は増殖できなかった. しかし同じ濃度の上記物質を含む豚血液において, P. vulgaris の増殖は認められなかった. 同濃度のグリシンと塩化ナトリウムを含む豚血液に, 4種のタンパク質分解酵素を作用させたところ, いずれも血液タンパク質を効率よく分解した.