1988年から1994年の間, 健康食品中のPCBや農薬の残留実態を調査した. その結果, (財) 日本健康・栄養食品協会が設定した自主規格の基準値を超えるものは認められなかった. しかしながら, 一部食品に規格未設定のクロルピリホスメチル, オキサジアゾンが検出された. また, スッポン加工食品に基準値が設定されていないHCHやDDTがそれぞれ, 全量中0.631ppm, 0.231ppmと比較的高濃度に残留することが認あられた. これらの食品中の化合物の一日摂取量はADIの0.13%以下の値であった.