小児耳鼻咽喉科
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臨床セミナー 1
歴史的事実を踏まえた吃音の正しい理解と支援
菊池 良和
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2014 年 35 巻 3 号 p. 232-236

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抄録

  小児の吃音の相談のポイントは,過去の誤解された知識と,最新の知識を区別して理解し,それを伝えることにある。「吃音を意識させない」「吃音は親や環境が悪い」「ほっとけば治る」という吃音と向き合わない姿勢から,180度変わって,吃音と向き合う・うまく付き合っていくことが主流となっている。なぜならば,吃音は発症 3, 4 年以内に約 8 割治る言語障害だが,成人になっても人口の 1%存在しているからである。そして,成人の吃音者の約40%は社交不安障害に陥り,不登校・引きこもり・うつ病を併発する疾患である。吃音のある子どもの味方となれる医師やセラピストが必要であり,それには幼少時からの周囲に丁寧な正しい吃音の知識の普及が必須である。

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© 2014 日本小児耳鼻咽喉科学会
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