兵庫県立こども病院 小児外科
2017 年 38 巻 3 号 p. 297-301
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小児の気道疾患のうち,呼吸障害を来し外科治療の対象となるものは主に狭窄や閉塞症状を来す疾患群である。このうち,代表的な声門下狭窄症,先天性気管狭窄症,気管・気管支軟化症に対して外科治療の適応と治療法の現況を報告した。いずれも生命を脅かす危険を伴う重症疾患であるため,通常の小児科的治療に抵抗する場合にはすみやかに内視鏡検査で確定診断をつけ,外科的治療に移行する必要がある。最近の小児気道外科の進歩により治療成績は向上がみられている。
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