修紅短期大学紀要
Online ISSN : 2435-9696
Print ISSN : 1349-8002
産学連携を通したアクティブラーニングの試み
スーパーマーケットで販売する弁当の開発と販売
渡邉 美紀子
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2020 年 40 巻 p. 71-77

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抄録

 文部科学省は、平成29年公示の「新しい学習指導要領の考え方」で、アクティブラーニングを取り入 れた授業の開発を呼び掛けている。本研究では、修紅短期大学の食物栄養学科の学生が、産学連携を通 したプロジェクト学習を行ったので、その取り組みを紹介する。授業科目「卒業研究」の履修学生7名 が、㈱ ホーマス・キリンヤの店舗で販売する共同企画弁当の開発と販売を行った。“たっぷり野菜の和 風キッシュ”を中心に女性向けのメニューとし、栄養は、エネルギー513kcal、鉄やビタミンC、食物 繊維などを充実させ、食塩相当量は2.1gと抑えた内容とした。平成31年1月に㈱ ホーマス・キリン ヤ系列の6店舗で共同企画弁当を販売し148個を売り上げた。このプロジェクト学習により学生は、ア クティブラーニングの視点である主体的・対話的な学びができた。また、本学が、地域の活動を支え、 その活性化に向けての積極的な貢献ができた。

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