修紅短期大学紀要
Online ISSN : 2435-9696
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短期大学生を対象とした食品ロスの実態および意識に関する調査
横山 恵佐藤 佳織菅原 百合
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2021 年 41 巻 p. 43-49

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抄録
「食品ロス」とは本来食べられるのに、捨てられてしまう食べ物をいう。食品ロスはもったいないだ けでなく、地球環境にも悪影響になっている。我が国の「食品ロス」は年間約612万トン排出されてお り、そのうち一般家庭から発生する食品ロス量は284万トンで食品ロスの約半分にもなる。海外から の輸入に大きく依存しているにもかかわらず、多くの食品が捨てられており、大切な資源の有効活用や 環境への配慮から、食品ロスを減らすことが必要である。本学学生を対象とし、食品ロスの実態および 意識に関するアンケート調査を実施した。その結果、食品ロスという言葉を知っていると答えた学生は 86.1%とほとんどの学生が認知していた。また、今後食品ロス削減のための活動を取り組みたいかで は、取り組まないと回答した学生はいなかった。食品ロス削減のための活動を取り組みたいと考えてい る学生たちの意識を行動に移せるようなフォローが重要だと考える。
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