抄録
岩手県の高等学校において、平成28年度から平成30年度まで、「総合的な学習の時間」のプログラ
ムとして「大船渡学」という「総合的な探究の時間」につながる実践を行った。その実践から、「総合的
な探究の時間」とキャリア教育との関係、高大接続・高大連携、地域連携との関係について、学びの方
向が明らかになることなど大きな意義を持っていることが分かった。さらに、探究学習の姿勢や方法を
身につけた学生が大学に進学することから、今後、大学の学びをより主体的なものとするために、学外
実習の在り方を探究学習と地域連携を念頭に再検討することも有益と考えた。