1. 初期濃度変化時の消臭可否の予測:特定の濃度で人がニオイを感じないレベルまで消臭できるかを予測できる
2. 必要量の算出:嗅覚閾値濃度にするために必要な消臭剤の量を予測できる
3. スケールアップ予測:バッグを用いた小スケールでの試験から実空間での性能を予測できる
アンモニアと活性炭フィルターを用いた検証実験では,アンモニアの吸着がFreundlichの吸着等温式に従うことを確認した。また,本実験においては,サンプリングバッグへのアンモニアの吸着およびサンプリングバッグからのアンモニアの透過は無視できることがわかった。つまり,減少した気相中のアンモニアはすべて活性炭フィルターに吸着しているとみなすことができた。これら吸着等温線と物質収支との関係から,空間体積を変化させた条件下でも,嗅覚閾値濃度に達するために必要な試料量を正確に予測できることが実証された。この手法により,様々な条件下での消臭性能の事前予測が可能となる。