室内環境
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原著論文
セグメント回帰分析による分娩豚舎における母豚の暑熱ストレスが発生する温度域の検索
中原 祐輔小笠原 岳植竹 勝治折原 健太郎
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 29 巻 2 号 p. 97-104

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抄録
分娩豚舎における妊娠末期から授乳期の母豚の暑熱ストレスを畜舎環境面から改善するため,暑熱ストレスが発生する温度域について,生理反応を目的変数,温度指標を説明変数としたセグメント回帰分析により検索した。生理反応には直腸温度,皮膚温度および呼吸数,温度指標には気温,温湿度指数(THI)および湿球黒球温度(WBGT)を用いた。セグメント回帰分析により得られた分割点は,直腸温度では気温29.1℃,THI 79.6,WBGT 25.4℃,皮膚温度では気温17.1℃,THI 61.4,WBGT 12.4℃,呼吸数では気温22.3℃,THI 70.9,WBGT 22.1℃であった。このうち,呼吸数の分割点を暑熱ストレス注意域,直腸温度の分割点を暑熱ストレス危険域とみなした場合,分娩豚舎における母豚の暑熱ストレスの注意域は気温22.3℃以上,THI 70.9以上,WBGT 22.1℃以上,危険域は気温29.1℃以上,THI 79.6以上,WBGT 25.4℃以上と推定された。また,分娩豚舎の環境を改善するための暑熱ストレス評価指標としては,気温,相対湿度および放射熱の影響を考慮できるWBGTが有効であると考えられた。
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© 2026 一般社団法人 室内環境学会
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