2021 年 2021 巻 1 号 p. 43-49
高度な自動運転を実現するための技術は多岐に渡り存在し,その一つとして,距離が離れている,遮蔽物が存在する等により自車のカメラやレーダ等では認識できない範囲の物標を自動運転車両がV2X通信で得られる情報により認識する技術がある.自動運転車両に搭載されるセンサだけでは安全が確認できるまで停止又は徐行すると想定され交通流への影響が懸念される中,この技術により交通流への影響を軽減することが期待できる.
本研究開発は,高度な自動運転の実現に資するため,情報源である多数の路側インフラ等から得られる車両や歩行者等の動的情報の効率的な収集,これら情報の統合等の処理による動的情報の効率的な生成,処理後の動的情報の効率的な配信を行うための要素技術の研究開発を行い,複数情報源から情報を収集するための通信方式・共通インタフェース,収集した情報を統合するための指標案,自動運転車両に配信するための情報配信手法の策定を行う.