本取組は,車両プローブ情報から,悪天候や路面状況に係る情報等,自動運転車の走行に有益な情報や,道路維持管理にも活用可能な情報の生成可能性を検討することを目的とし実施するものである.検討対象とする車両プローブ情報として,現段階でも取得可能な,ABS,トラクションコントロールシステム,横滑り防止機能,ワイパー作動情報及び今後取得が可能になると考えられる,路面グリップレベル情報及び水膜厚推定値を取り上げる.それら車両プローブ情報と,降雨状況が把握できる各種気象データを,区間ごとなどの同一単位に整理したうえで相関性を把握することで,情報生成の可能性及び自動運転の走行支援や道路管理へ活用することの有効性を検証する予定である.