理科教育学研究
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資料論文
北の空,南の空に分けた星座早見地平線の軌跡
―表計算ソフトでの簡便な描画―
西村 一洋
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2020 年 61 巻 1 号 p. 175-181

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抄録

星座早見は,天球を平面化したものである。全天を見るタイプの星座早見は,低緯度で観測した場合,南の星空が,かなり歪みのある星座の形になってしまう。これを回避する方法のひとつが,北の空,南の空の2つに星座盤を分けることである。そこで,本研究では,「北の空,南の空に分けた星座早見の地平線の軌跡を,表計算ソフトによって簡単に描く資料を示す。」と目的を設定した。また星座早見に一般には描かれていない天の卯酉線(ぼうゆうせん)も描けるようにした。小・中・高の児童・生徒に対して,この資料の中身をすべて理解させるものではない。指導者に星座早見の地平線の求め方を理解していただき,自作星座早見の活用による授業をしていただくもののである。今後,学校や社会教育施設で,実践していただくことを望むものである。

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© 2020 日本理科教育学会
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