Skin Cancer
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大陰唇に生じ妊娠中に増大した囊腫型基底細胞癌の1例
坪光 知子渡邉 荘子澤田 美月出来尾 格石崎 純子小林 美咲田中 勝河村 俊治三浦 圭子
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2017 年 32 巻 2 号 p. 207-210

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抄録

32歳,女性。2年前に自覚し,妊娠中に増大した右大陰唇の淡紅色結節。3×2cm大で弾性軟。ダーモスコピーで部分的に青白色調を呈し,多発性青灰色小球がみられた。樹枝状血管が目立つ。病理所見:結節の大部分が巨大な囊腫で形成されている。囊腫壁の細胞は,毛芽細胞様で,内部に壊死した腫瘍細胞とムチンの存在が推測された。周囲に小型の充実性胞巣あり,柵状配列を伴う。周囲には裂隙とコロイド鉄,アルシアンブルー陽性のムチン沈着あり。免疫染色でBerEP4とBcl-2が陽性でありCK20陽性細胞がみられなかったことから囊腫型基底細胞癌と診断した。妊娠中に増大する腫瘍は間葉系のものが多く,基底細胞癌などの上皮系腫瘍は稀である。ホルモン受容体の発現はみられず,妊娠時に増大した理由は不明である。

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© 2017 日本皮膚悪性腫瘍学会
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