Skin Cancer
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一般演題
集学的治療を行った毛包向性菌状息肉症の1例
太田 志野河原 由恵
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2021 年 36 巻 1 号 p. 26-32

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抄録

59歳,女性。2年前から頭部に瘙痒を伴う皮疹が出現し,好酸球性膿疱性毛包炎が疑われ,加療されるも改善せず,当科を受診した。顔面に浸潤性紅斑,頭部に脱毛を伴う結節,紅色局面,躯幹上肢に苔癬化局面,丘疹を認めた。後頭部の皮疹より皮膚生検を施行し,毛包周囲に密な異型リンパ球および好酸球の浸潤を認めた。浸潤細胞は主にCD4陽性のT細胞であり,一部CD8,CCR4陽性でCD30は陰性であった。毛包向性菌状息肉症と診断し,ステロイド外用,ベキサロテン内服,電子線照射,モガムリズマブ点滴,CHOP療法,CEPP療法,NB-UVB照射,ボリノスタット内服,プレドニゾロン内服での加療を行った。

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© 2021 日本皮膚悪性腫瘍学会
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