2024 年 39 巻 3 号 p. 278-286
基底細胞癌(basal cell carcinoma:BCC)は7割以上が顔面に発生するとされ,その組織型から結節型,表在型,浸潤型,斑状強皮症型,微小結節型などに分類される。浸潤型,斑状強皮症型,微小結節型は高リスク群に分類され5~10 mmの切除マージンが推奨されている。しばしば再建が必要となるが,顔面に好発する特徴からそのテクスチャーや立体構造までを考慮した再建方法を選択することが重要である。今回我々は,微小結節型基底細胞癌の2例を経験した。1例目ではワイヤーフレーム外固定法を用いた植皮による再建を,2例目では鼻唇溝皮弁による再建を行った。いずれも機能面,整容面において良好な結果を得られたため報告する。