千葉大学皮膚科学教室
1990 年 5 巻 1 号 p. 172-176
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原発巣が2cm以下のT1腫瘍でありながら, 所属リンパ節転移をきたした有棘細胞癌3例を経験した。深達度 (pT分類) と浸潤度 (INF分類) の点から組織学的検討を加えてみると, いずれもpT3かつINF-γのものであった。過去21年間42例のT1腫瘍についても同様の検討を加えた結果, pT3かつINF-γの症例では, リンパ節転移の頻度が9例中4例 (44%) と, かなり高率であった。
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