皮膚の科学
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症例
長期間上肢の腫脹が続いたオニダルマオコゼ刺咬症の1例
椿本 和加加藤 晴久
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2013 年 12 巻 6 号 p. 442-445

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抄録

グアム島でオニダルマオコゼを触り治療を受けた31歳の男性が,帰国後,上肢の腫脹を訴え他医を受診し,CPK が 619IU/l と高値であったため当院に入院した。右第1,第2指と手背に著明な発赤腫脹があり,右腋窩リンパ節腫脹を認めた。プレドニゾロン (PSL) 15mg/日とセファゾリン (CEZ) 投与を開始し,腫脹は軽減したが3日目に再び腫脹し,PSL 15mg/日を継続した。PSL 15mg/日投与5日目に熱感腫脹は改善し,6日目から PSL 10mg に減量した。発赤腫脹は軽度残ったが CEZ は8日で中止し,塩酸セフカペンヒポキシル 300mg と PSL 10mg に変更した。PSL 10mg の21日投与で軽快した。長期に続く腫脹は遅延型アレルギーのためと考えられた。(皮膚の科学,12: 442-445, 2013)

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© 2013 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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