昭和大学横浜市北部病院皮膚科
2004 年 3 巻 4 号 p. 374-377
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35歳,女性。発症時期不明。2002年9月,婦人科で肛門周囲の丘疹を指摘され当科へ依頼された。初診時,肛門周囲に径3mmまでの扁平隆起性白色丘疹が多発集簇。融合傾向はなく時々そう痒感を伴っていた。組織所見は,表皮内裂隙と裂隙内への棘融解細胞の出現を認め,円形体を含む異常角化細胞が多数出現。本症をDarier病と診断した。外用剤にて治療。経過中,夏季に増悪傾向を示した。自験例は限局性でありながら,左右対称性に皮疹が出現していた。
皮膚
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