皮膚の科学
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綜説
毛包幹細胞と再生医療
吉良 正浩George Cotsarelis
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キーワード: 毛包幹細胞, 再生医療
ジャーナル 認証あり

2006 年 5 巻 2 号 p. 117-120

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抄録

現在,幹細胞を用いた再生医療に多くの期待が集まっている。皮膚科学においては,この1,2年の間に,毛包幹細胞の研究に大きな進展が見られた。すなわち,マウスとヒトの皮膚から毛包幹細胞を分離する技術が開発されたこと,および皮膚の長期維持および創傷時における毛包幹細胞の役割が明らかにされたことである。毛包幹細胞を用いた再生医療を実現するために克服しなければならない課題,問題点について言及した。

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© 2006 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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